こんにちは!
整理収納アドバイザーの半田じゅんこです(^^)
先日、図書館で予約していた小説、『カフネ』の順番が回ってきたので早速借りてきました。
私の前情報として、家事代行のお話だということ、そしてすごく面白かったー!というネット情報が沢山あったことくらいで読み始めました。
『カフネ』ってどういう意味だろう?と疑問には思っていて、表紙がTEAセットとケーキっぽいお皿が空っぽになっているから、カヌレっぽいしお菓子の名前?なんて本気で思っていました(笑)
でも違いました~(^O^)
カフネとは・・・ポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指を通す仕草」や「頭を撫でて眠りにつかせる穏やかな動作」を意味するそうです。
なんて愛らしい言葉・・・
ずいぶん娘の髪の毛に指を通す、なんてしていないな。
やろうものなら、嫌がられたりしちゃいそう。(我が家の娘は中3と小5です)
小説の内容は、是非皆さんも読んでほしいから、ここではお話しませんが、とにかく読後感が最高に気分が良かった!読んだ後も、小説の余韻に浸っていたいくらい良き!
まるで素晴らしい映画のエンドロールが終わっても席を立てない感じ。伝わるかな?
読んでいる間も、読み終わった後も、思っていたことは、お料理がしたい!ということと、家族や大切な人たちをもっと大切にしたい!という気持ち。
私は2児の母ですが、実はお料理が苦手。できればしたくないと思っている。そんな私でもお料理をしたくなったのです!愛情を込めて、生きていくために必要な力をつけてもらうためのお料理を・・・
カフネを読んだ後、家族と沢山話をしました。
ほんと他愛もない話ですが、いつもだったら「これを話すのは、今じゃなくてもいいや」
と思って後回しにして、結局話すこともない、ような他愛もない話も、なんか話しておきたい・・・
もう夜9時半で子供の寝かせる時間なのに、もっと話していたい・・・
そんな気持ちでペラペラとお話ししていました。
さすがに10時、もう寝かせなきゃ!と後ろ髪引かれる気持ちで寝室へ。
子供と就寝するとき、薄暗い部屋で娘の髪の毛をカフネしてみた。(この使い方であっているのか謎ですが)
そしたら小5の娘が、「今日のママは甘えん坊だねぇ~」と一言。
えっ??私、小学生の娘に甘えん坊って言われてしまったーf^^*)
娘は、『甘えん坊のママの為に甘えさせてあげるよ!』とう雰囲気を漂わせています。
でも娘も嫌そうではありません。
あぁ、幸せ。
日々の忙しさに翻弄されて、いつも目の前にあるものが当たり前だと思い込んでしまう私ですが、こうして本を読んだり映画を見ることで、改めて家族のありがたさを思い出すことができています。
やはり小説は一番安上がりな最高の娯楽です。私は本があれば一生幸せでいられる気がします。
小5の娘が、いつまでカフネさせてくれるかわかりませんが、毎日を大切に味わっていきたいなと思った本でした。
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